
評価4.0 エチ度0.5
イギリス映画。アマプラで視聴。
高校生のスティーヴンは、あるハッテン公園で、成績優秀でスポーツ万能な同級生ジョンと遭遇する。
そこから2人は学校でお互いの接し方や自身のセクシャリティーについて、壁にぶつかりながら模索していく。
そんな中、学校誌で誰かが匿名で投稿した閲覧禁止の記事が波紋を呼び…
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—-ネタバレ注意(視聴後に見ることを推奨)—-
この映画は大学に入る前の春休みぐらいに何かの端末で観た記憶がある。
ただその時は、英語字幕だけだったので7割くらいしかプロットを把握してなかった。
それでも面白かった覚えがあって再視聴。ストーリー的にはありがちといえばありがちな部分も多い。
【ちょっとしたシーン感想】
・まず主人公のインキャ男子がビジュアルも性格もかわいすぎる。
・ハッテン公園に2人とも制服で行くの草。
・シェイクスピアの先生、主人公がゲイだと分かっているはず。
・モテ男ジョンのかっこよさがあまりピンとこない。(好きな人は好きだと思う)
・ジェシカ(暴力系男子の元カノ)が、主人公に振られた後、自分が匿名記事を選んだと言うシーン好き。
・主人公が振り回されて胸が痛い(雨に打たれるシーンとか、ロッカーで結局ジョンに殴られるシーンとか)。ヨシヨシしたい。
・ゲイに理解ある主人公の親友(リンダ)枠定期
・ジェシカ自分からキスしたのに、主人公からしてきたとかやめれ。
【ブリティッシュジョーク】
イギリス映画みがある。シニカルなブリティッシュジョークが散りばめられて面白い。
例えば、発展公園で初めて会って、
F⚪︎⚪︎k me(マジかよ)のつもりが下ネタの二重の意味にも聞こえて気まずいとか。
ジョンが今週の話ちょっと聞いてくれよって言った後に、
サラッと主人公が、何?妊娠した?(Are you pregnant?)とか。
ただ、日本語字幕になると上記も含めジョークが結構省かれている模様。日本語字幕あるある。
もちろん省かれてない部分もあるから楽しめると思う。
【ジョンの葛藤】
これ多分ジョンがセコいとかズルいとかウジウジしすぎと思う人もいると思う。
ただ、ゲイとしてはそれだけで片付けられず、ジョンの気持ちも分からなくはない。
スポーツ万能、親が有名、勉強もできる、知名度もある、つるんでる友達もザ・ノンケ。
となると、急にスティーヴンみたいな子と2人で仲良くするのは周りの目もあって勇気がいりますよ。
スティーヴンの寂しいという気持ちも分かるが、
セクシャリティの自認はそれぞれペースもあるから急かすのも違うなぁとも思う。
終盤のシーンでも、スティーヴン(主人公)が演説で急にカミングアウトした時に、
じゃあ俺もゲイです!と言うのは中々ハードル高いと思うよ。
演説や記事で、もう1人ゲイがいる事を匂わせてるから、
それから仲良くするのはゲイ確みたいなものだからね。
まぁ、でもスティーヴンはそこで自分もだと言ってくれることを期待していたと。
演説中にジョンの方を寂しそうな顔で見るスティーブン….
【最後のグラウンドベンチでのシーン】
演説から、実は俺もゲイです!となって付き合って祝福される流れにしたら、
あまりにもファンタジー色が強くなって陳腐な感じになるから(それはそれでいいけど)、
結果的にそうならないパターンで、ありだった思う。
ベンチに1人で座っているジョンの所に、スティーヴンが行った時に
“誰も付いてきてないよね?”ってジョンが言った。
これがジョンの正直な心情だと思う。
ジョンがまだ葛藤の中にいるのが如実に現れている。
<その時のスティーヴンとジョンの会話>
スティーブン:あの演説で言ったこと(カミングアウトしたこと)分かってるよね
ジョン:(静かに頷くだけ)
スティーヴン:幸せになってくれ
この何とも煮え切らない流れ、リアルやなぁと思う。
Be happy(幸せになってくれ)の含蓄よ。
スティーヴンはジョンに比べて自認の成長速度が速かったよね。
この差が最終的に2人がハッピーエンドならない所以だったろうね…
最後のリンダとのシーンで中和されて救いになってるな。
【おすすめの人】
○イギリス映画好き。
○シニカルなジョークが好き。
○ゲイ自認に悩む人。
○暗すぎない、時たま笑えるゲイ映画が観たい人。