
評価3.8
ベトナム映画。アマプラのアジアチャンネルの無料体験で視聴。
ベトナム映画の視聴は初。
なんとなくタイトル的にアジア系の軽いラブコメかなと思ったら、いい意味で違った。
あまり期待せず観たけど割と良かった。
アメリカ在住のベトナム人主人公が実家に恋人を連れて帰省する。
親や近所には恋人を友達として紹介。
ある日父親の改葬を行う親族の集まりで、叔父や母親から将来の結婚や未来についてみんなの前で、問われる。
答えに窮する主人公はその場を何とか切り抜けようとするが…..
—-ネタバレ注意(視聴後に見ることを推奨)—-
【小シーン感想】
・2人で寝てて朝方早めのアラームで起きて、周りから見られないようベッドに移動するの切ない。
・祭りや河辺など、全体的に漂う田舎時間の流れなんかいい。この祭り行きたい。
・遺産とか土地のくだりが若干チープみがあった。外で大声で話したり不倫の子が、とか…
・扉の向こうのイアン(恋人)に話してると思ったら、母親だったのはしんど。
・お母さん、割と序盤で恋人っぽさを察してたな。お母さんの視線の演技が秀逸。
・おばあちゃんとかがほっこりするキーマンになるやつ、あるある。
・シャワーでのキスシーンは、撮影感というか見せてる感があって少々わざとらしさがあったかな。
冒頭にも書いたけど、予想とは違ってじんわりするような映画だった。
全体で感じたのはお母さんの懐の深さ。
息子への愛情からくるお母さんの優しさ。偉大。
ベトナムの同性愛に対しての考え方も少し垣間見えたね。
近年では少しずつ変わり、東南アジアの中では寛容度は比較的高い方(都市部か地方かでも変わってくる)みたいだが。
息子の決断も難しいなと思う。
恋人とオープンに生活したいけど、母親の病気も心配というジレンマ。
息子の気持ち(母親と恋人とアメリカに移住)も大いに分かるけど、
母親からしたら長年住んでいたベトナムを離れ、高齢で知らない土地で一からって結構キツいんじゃないかと思うよ。
アメリカの方が医療は高度だけど、慣れ親しんだ土地でゆっくり過ごしたいじゃないかなぁと。
ヴァンは母親にビザを取るまでもうちょっと待ってと言ってたけど、
そもそも母親は行かないような雰囲気があったね。
最終的にはお母さんは息子と恋人の関係を受け入れ、アメリカでの2人の幸せを願う。
そして切なさも残りつつ、実家で車の運転を学び前向きに生活するシーンで終わるのが好きだった。
全てが無理やりハッピーハッピーで解決という感じではなく、ちょっと現実的な終わり方が。
【おすすめの人】
・親との関係性について考えたい人
・アジアの田園風景に触れたい人
・ラブコメじゃないアジア映画を見たい人
・海外移住を考えている人