
評価3.8
アマプラで視聴。
ここに来て王道作品。実は今更ながら初視聴。
観ようとは思ってたけど、王道作品は手を出すのが遅くなりがち。
田舎から上京し出版社の編集者として働く浩輔(鈴木亮平)。
パーソナルトレーナーである龍太(宮沢氷魚)を友達から紹介してもらい、二人は徐々に心を通わせていく。
龍太は母親のために家計を支えながら生活をするのだが….
—-ネタバレ注意(視聴後に見ることを推奨)—-
【ゲイゲイしさ】
正直、分かりやすいザ・ゲイみたいな人物やキャラクター描写が多かった印象。
ゲイバー界隈に自分が行ったことがなく、周りの少ないゲイ友もそんな感じなので
初っ端から温度感に置いてかれそうになった笑
自分達のこと、あたしさ〜とか。
家で毛皮みたいなの着てなりきって歌うシーン。
飲み屋のシーン。
終盤で眉毛メイクしながら感情を整理しているようなシーンなど。
よく他の映画でも、女性が静かに口紅塗りながら、溢れる感情を抑えて整理するみたいなシーンありますよね。
ゲイ描写が、個人的には若干ステレオタイプな感じがした。
ただこれは、ゲイシーンを敢えて目立たせ、華やかさや感情の起伏を分かりやすくする演出もあるのかな。
【エチ度指数不可】
最初にエチ度を書くことがあるけど、単純に測り難かった。
性行為シーンの割合は多く長さもあるものの、チラリズムエチ理論(勝手に命名)でいうと何ともだった…
手持ちカメラを要所要所で使ってると思うけど、性行為のシーンは長さも加わってAV的な視点がチラついた。
それゆえ、どういう感情で観ればいい?とちょっと困惑した瞬間が正直ありましたね。
でもこの映画は、龍太(宮沢氷魚)のセックスワーカーの仕事と、浩輔(鈴木亮平)の編集者の世界の対比を強調するために、
敢えて性シーンが多用されていた部分はあったと思う。
【わがまま】
タイトルに繋がる核の部分。
龍太の母(阿川佐和子)の最後の「まだ帰らないで」という、ある種のエゴとその過程は良かった。
龍太母と浩輔の金銭のJUJUもそう。
この二人の間に最初は距離感があったが、徐々に心から愛情をもった関係になる。
この関係を構築した結果が、最後の「まだ帰らないで」という”わがまま”を生んだのだと思う。
この言葉は単なるエゴではなく、
深い愛情と信頼に裏打ちされたポジティブな愛の表現として思わず出た言葉。
そういう感じがして良かったな。
終わり方は好きでした。
今回ちょっと真面目っぽい感想になってしまったかな。
それにしてもやっぱり、ゲイ映画亡くなる設定多いですよね。
ちょっと身構えるようにまでなりました。
個人的には途中まで評価はそこまで上がらなかったけど、終盤で上がりました。