
評価 3.7
アマプラで視聴。
オランダの郊外を舞台に、陸上部でリレーの選抜に選ばれた少年達の物語。
青春のまぶしさと戸惑いが静かに交差する。
少年の間に芽生える、言葉にならない想い。
思春期の一瞬をすくいとった瑞々しい作品です。
—-ネタバレ注意(視聴後に見ることを推奨)—-
割と王道っちゃ王道。
でもこれ系の映画の中では結構好き。
カメラワークが凄く良くて(素人目線)、
ナチュラルさと空気感が映像として心地良かった。
冒頭にも言ったが、個人的には瑞々しいという言葉がしっくりくる。
【小シーン感想】
・皆んなが泳ぎから帰った後、マークのことが気になって見に行くのそわそわする。
・家に行ってアイス小屋の真似かわいい。
・リレーの友達、2人の関係気づいてるけどそっと見守る感じ好きゃあ。
・UFOキャッチャーのシーンもどかしい。
・最後のバイクで二人乗りのシーン、色味がエモみがある。
【僕はゲイじゃないの返し】
2人が池(めっちゃ汚い笑)で、思わずキスする場面。
帰る時にシーヘルが僕はゲイじゃないって言った後、マークが間を置いて”そうだろうね”って返した。
これ本当にゲイじゃないと思ってるのではなく、
シーヘルに寄り添った言葉として発したなら大人よなと思った。
そこでシーヘルの粗を突いて、
いやでもお前さぁ…とか言う訳でもなく、
俺も違うから、と隠す訳でもなく。
既に自分では受け入れてて、かつ相手には焦らせない。
15歳程度で、そんなことをサラッと言えるマーク冷静すぎて拍手。
【思春期の揺らぎ】
シーヘルの感情の揺らぎ具合よ。
マークと夜に池で待ち合わせして、結局兄を探して待ちぼうけにさせるけど、
遅れることか行けないことぐらいメールしろよなって思った。
その後車の前で、自転車に乗ったマークと出くわすシーン。
兄や友達の手前、勘繰られたくないのか突き飛ばしたんだろうけど、
もっと上手いやり方あるだろって感じだった。
マークがいたたまれなかった…
で最後、自分のパーティで唐突に消えてマークの所にいくしさぁ。
でもこれが思春期ってことですか。
最後マークと一緒にツーリングできて良かったけれども。
そこだけ、ちょっと引っかかって後は全体的に登場人物も含めて皆んないい感じだった。
なんか吉田修一さんの短編小説にあったwaterを思い出したなぁ。
それも青春の淡さと透明感、甘酸っぱさが混ざり合って良かった記憶。
【おすすめの人】
・オランダの郊外の雰囲気を味わいたい人
・短めの重くない映画を観たい人
・プロットのトリッキーさを求めてない人
・青春を振り返ってエモくなりたい人